2022年6月の研究会報告
日時 2022年6月4日(土)15:30~18:00  会場 麻布中・高校/Zoom

1
第3法則の前半 広井 禎
2
動的ばね定数 増子 寛
3
等加速度直線運動などに関するミニ探究学習 清水 裕介
4
多重スリットの干渉パターンを理解するための教材開発と授業実践 勝田 仁之
5
弾性衝突と非弾性衝突の力積の測定 石井 登志夫


 
定番になりつつある麻布中高会場とzoomを併用したハイブリット開催。現地15名とzoom22名の合計37名の参加があった。教育実習生も1名参加してくれた。若手が気兼ねなく参加できる会でありたい。


 
広井さん 衝突球を使った作用反作用の説明。片方が動き出すことで力を受けたことがわかり、もう片方も止まることで力を受けたことがわかる。衝突の瞬間に着目するので同時性も見える。

 
増子さん スマートカートで単振動をしていたらばね定数が変化することに気づいた。台車の質量を変えると振動数依存のようにも見えたが、どうもバネの質量が効いているようだ。研究ネタはつきない。

 
清水さん 等加速度運動で,面白いと思える現象について分析・考察する課題を出した。大谷翔平が鉛直に投げたら…等、生徒は自由な発想で取り組んだようである。評価をどうするかは難しいところ。

 
勝田さん ダブルスリットから回折格子をつなぐ教材としての多重スリット。明線どうしの間隔と、暗線どうしの間隔は、ダブルスリットと回折格子でどう違うのか。それらを幾何学的に解決する。


石井さん 非弾性衝突と弾性衝突の違いをセンサーで見ようと試行錯誤。現時点では、ビーズ緩衝材をはさむのが最適解のよう。そのうち普通の力センサで力積の違いを見られるようにしたいとのこと。